ギタリストにとってどんな椅子を使うかということは、ちょっとした問題なんじゃないかなと思います。
以前、御嶽山の下石神社でイベントがあり、主催の方からダルトンというメーカーの椅子をいただきました。(コンテナボックスなどが有名なメーカー)
その椅子はドラム用の椅子を改造して作られており、おしゃれな見た目な上に、ギターを弾くのに丁度いいのでとても気に入っていました。
そもそも、ドラム用の椅子と言うのは、くるくる回して高さ調整ができたり、ギターを弾くのにとても適しています。
しかし、そんなお気に入りの椅子が、サドルを止めてある繋ぎ目からポッキリと折れてしまいました。
復活させるための方法を必死で探していましたが、素人なりに考えた結果、溶接をすればなんとかなりそうだという結論に達しました。
しかし、溶接の工具もないし、技術もない。
個人的にやってもらえそうなところはあったのですが、自宅の木更津からだとちょっと遠い。
とりあえずダメ元で、近場の溶接工場に片っ端から直接電話をしてみました。
3件目くらいだったかなぁ。。。前田溶接工業さんというところがあり、工場のプラントや配管を専門でやっているところなのですが「やってあげたいなぁ」という、何とも心優しい言葉をいただきました。
前田さんは忙しい仕事の傍ら、個人的に私の椅子を直してくださいました。親切に対応してくださり、なんと無料で修理してくださいました!
100年は大丈夫だなんて仰ってましたよ。笑
これでまたギターの練習が快適にできることになり、本当に嬉しいです。
前田溶接工業さんのような、些細な事でも人の役に立ちたいと考えてくれる、素敵なマインドを持つ企業があることを、多くの方に知っていただきたく思います。
そして、私の大切なパートナーの復活させていただき、心からの感謝をお伝えします。
心温まる、ほっこりとした出来事でした。