最近、譜面を書くことにハマっています。
無料の譜面作成ソフト「MuseScore(ミューズスコア)」を使って、せっせと譜面を作っています。
というのも、そもそも僕は譜面がきちんと読めるわけでもなく、使いこなしている感覚もなかったのに、気づけば色んな譜面が山のようにたまってしまって、整理が必要になったからです。
それに、自分のレパートリーがあまり多くないこともあって、曲をたくさん覚えるには譜面があると便利だと最近感じるようになりました。
極めつけは、自分のバンドをまとめていく上で、譜面がないと始まらないということ。
細かい決まり事やニュアンスを共有する際、譜面があるだけでぐっとスムーズになります。
正直、譜面を作るのはとても面倒な作業です。でも、今のうちに頑張っておけば、あとで自分が楽になる。そんな気持ちでやっています。
かつては「ジャズに譜面なんていらない」と思っていました。それも一理あると思っています。
もし頻繁に集まるメンバーがいて、レパートリーが固定されていて、少しずつ曲が増えていくようなバンドなら、それで十分かもしれません。
でも僕は気が変わりやすく、いろんな曲をやりたくなってしまうタイプ。
そんな自分の性格では、メンバーの記憶力に頼っているだけではうまくいかない場面が多いんです。
たとえば、「グラント・グリーンの曲をバンドでやりたい」と思ったとき、全員が同じように彼の音楽が好きで、音源をしっかり聴いてコピーしてくれるわけではありません。
だから、最初から譜面を用意して「こんな感じでやってみない?」と、原曲を添えて提案する方がずっと親切だし、話が早い。
そんな理由から、譜面作成に慣れるべく、最近は積極的に取り組んでいます。
とはいえ、これまで整理をまったくしてこなかったツケで、今は鬼のように溜まった譜面たちと向き合う日々。
本当にやりたい曲かどうかを一つ一つ確認しながら譜面を起こしていく作業は、なかなか骨が折れます。途中で心が折れそうになることもしばしば。
でも、終わりがない作業ではないし、少しずつ進めれば必ず終わる。
そんな気持ちで、今日もMuseScoreに向かっています。