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Epiphone Emperor 1946年製
このギターは、私が敬愛するグラント・グリーンが使用していた愛器です。
もちろん、彼のお気に入りのマッカーティーピックアップが搭載されています。
1946年製は、「ニューヨーク・エピフォン」と呼べるものです。
こちらをメイン楽器として使用しています。
さて、もう1本、同じ1946年製のEpiphone Emperorを所有しています。このギターは、あのライ・クーダーのコレクションだったものなんですよ。メインギターがトラブルの時や気分を変えたい時などに、控え選手として活躍予定でしたが、音量はメインよりも大きく、立ち上がりがシャープで、メインには無い良さがあります。
メインのギターは軽く、身体にフィットするので演奏しやすく、グラント・グリーンが使用していたものと同じ装飾が施されているなどの理由からメインとして使用しています。
サブギターは音量が豊かで、ずっしりと音飛びのするギターでメインには無い良さを持っています。
どちらも素晴らしい作りで、どちらが優れているかを決めることはできないのが悩ましいところです。
どちらにも職人の魂を感じる、素晴らしい楽器の為、 表向きメインとサブを分けていますが、実際のところどちらもメインのように大切にしております。
ローランド JC-120です。
ジャズコーラスにはさまざまなモデルがありますが、個人的にはこのアンプが一番のお気に入りです。特にフラットな状態でも、耳障りな成分がほとんどなく、非常にクリアで心地よいサウンドをしてくれます。音作りのコツを掴めば、どんなシチュエーションにも柔軟に対応できるのが魅力ですね。
コツを掴めば現場に合わせた音作りがスムーズにできます。ライブでも自分の理想のサウンドに仕上げられる、ジャズプレイヤーとして信頼できる一台なんじゃないでしょうか。だがしかし、とても重いのです。
DV MARK JAZZ12です。
JC-120が28kgなのに対して、このDV MARK JAZZ12はわずか8.6kgと非常に軽く、持ち運びに便利なので遠出にはぴったりです。この軽さでありながら、驚くほどパワフルな音圧を出せる点は、他のアンプにはなかなか真似できないと思います。ジャズ用というだけあって、操作パネルも非常にシンプルです。
このアンプには、どのギターも似たようなサウンドになってしまうという、特徴的な部分があります。これが欠点なのか利点なのかは使い方次第かもしれません。よく知られているグラント・グリーンのアンプセッティングでは、ミドルがブーストされているといわれますが、DV MARK JAZZ12でミドルをブーストすると、アンプの特徴が前面に出すぎて、ギターの個性が打ち消されるという問題がありました。
しかし、あえてミドルを下げることで、ギターの特徴をしっかりと引き立たせることができることに気づきました。最近は、そのセッティングが気に入っていて、JC-120の出番が少なくなり、このアンプがメインになりつつあります。
THOMASTIK 0.11-0.47、0.12-0.50。
現在は0.11のセットを使用しています。一般的なギター弦と異なる点は、1~2弦に比べて3~6弦が細めに作られていることです。そのため、アンプを通した時のバランスの良さは抜群です!
個人的には、弦が少しくすんできた時の音が特に好みです。好みの音色になるまで、弦を張った後に音が馴染むのに1〜2週間ほどかかりますが、その期間も含めて楽しんでいます。
JIM DUNLOP JAZZⅢ ULTEXです。
このピックは、メロディーを弾くときの音の立ち上がりが非常に早く感じます。ロゴの凹凸のおかげで滑りにくくなっています。敬愛するグラント・グリーンは大きなおにぎり型のピックを使用しているので、このピックは小さく、似たサウンドは得られないかもしれませんが、サイズ的には私の手にちょうどいいんです。
写真の右側は新品ですが、使用しているうちに透明になっていきます。
オリジナルのマッカーティーピックアップに装着されているコネクターは非常に独特です。この特別なプラグを使用することで、普通のプラグよりも電気信号の漏れを防げるため、音が良いとされています。しかし、予備がなくこれ1本だけとなると、トラブルが発生したときに大変危険です。
どうにかして同じものを作れないかといろいろ探してみたところ、スイッチクラフトから同じような製品を発見しました。規格なのか型番なのかわかりませんが250 1Fというもので、3つほど海外から取り寄せてみたところ、これがピッタリでした!
ケーブルはオリジナルのプラグにCANAREのGS-6がついていました。このケーブルのしなやかさと音のフラットな感じ、簡単に入手できる手軽さ、そしてコストパフォーマンスは最強だと思います。
そのため、3mと5mで同じものを作成しました。
こちらが3mです。CANAREの市販されているシールドで作成しました。
こちらが5m。CANARE切り売りとフォーンプラグNEUTRIK/NP2X-Bを使用
これらはGS-6です。残った1つのプラグにはGS-6よりも細いGS-4に変えたいと思っています。
次にサブギター用のシールドを紹介します。
サブギター用のマッカーティーピックアップのコネクターは、普通のフォーンプラグを使用しています。そのため、メインギターよりも使い勝手は良いのですが、ピックガードにジャックが装着されているため、重いケーブルだとピックガードそのものに負荷がかかります。なるべく細いケーブルを選びたいものです。
そこで、GEORGE L’S 155という細身のケーブルを知人から頂き、それを使用することにしました。このケーブルは既に廃盤になっているようで、サウンドハウスで調べてみると、500フィート単位でまだ販売されていました。しかし、その値段はなんと165,800円でした。そこまで長いケーブルは必要ありませんので、いただいたものに感謝しつつ、大切に使っていきたいと思います。
普通のフォーンプラグ使用
メインギターには、オリジナルのケースはなく、サブギターにはオリジナルのケースがあります。
エピフォンエンペラーはサイズが18.5インチと特大なため、なかなかギグバックとしてソフトケースやセミハードなどのケースを探すのが難しいです。
メインに使用しているキターケース
カーボンでできている高級なハードケースです。
サブギターに使用しているキターケース
カッコいいですね!
きっとこれなんじゃないかなぁ
ライクーダーの鑑定書を添えるとなんとなく高級感増しますね。
現在は以前使用していた楽器から、ほとんど入れ替わっています。ミュージシャンにとって、音楽の方向性やプレイスタイルは非常に重要ですが、それと同じくらい「どんな楽器を使うか」「なぜその楽器を選ぶか」も大切だと、しみじみ感じています。なぜなら、その楽器に対する愛情が、必ず音に反映されるはずだからです。
このギターで奏でた生の音を、是非ライブ会場で体験してほしいと思います。