This Here Is /Bobby Timmons
本日はこの盤を聴いております。
アレンジといいグルーブ感といい、まとまり感がとても好きなアルバムです。
Bobby Timmons(p) Sam Jones(b) Jimmy Cobb(ds)
ボビー・ティモンズの初リーダー作品ということなんだけど、そう聞くと発展途上で伸びしろに期待的な要素を含んでいることを想像してしまいます。
ところが、そんな部分はなくて十分な経験を積んでバンドを作り上げる名人といった演奏です。少なくとも僕にはそう感じます。
まぁ単純なはなし、名曲 “Moanin”が彼のペンによるものだと考えれば、きっとアート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズの中でこの人は、かなり重要なポジションだったんじゃないかと思う。
僕はジャズギタリストだけど、バンドを作り上げるときは想像力も大切だから、こういったアレンジのきいた作品をたまに聴いて、その中から色々とヒントを得ようとしています。
しかし、ピアノトリオの触発からのアレンジって、ギターの枠から外れて大失敗なんてことがよくあります。
いや、ほとんどそうですw
とはいえ、心地よいサウンドですので聴いてみてくださいね。
すでにご存知の方も、CDやレコードの棚から引っ張り出して、久しぶりに浸ってみてはいかかでしょうか。